「ヘッドスパに興味を持ってるけど、頭のマッサージってほんとに効果あるの?」
そんな印象を抱いているあなたに頭のツボごとの体にもたらす効果について解説していきます。
他人にヘッドスパをされるととても気持ち良いですが、自分でマッサージをしても体調が改善されるツボもあります。
最近体の不調を感じている方は、ぜひ実践してみてください!
ヘッドスパで刺激される頭のツボ
ヘッドスパは、体の不調を改善するために頭のツボを刺激していきます。
ツボを刺激することで、二日酔いや頭痛、花粉症などのさまざまな体の不調を改善できると言われています。
本項では、体の不調を軽減してくれる5つの頭のツボを解説しますので、ぜひご覧ください。
二日酔い・めまい・内臓の不調に効く「百会」
額にある『百会(ひゃくえ)』をマッサージすると二日酔いやめまい・内臓の不調を緩和することができると言われています。
研究によると、このツボを刺激することで、肝臓疾患の患者さんの症状も改善されたそうです。
百会とは、眉間の真ん中あたりにあるツボです。
ツボを刺激することで、二日酔いで頭にたまった緊張や圧迫感を和らげてくれます。
また、血行を促進して体内の毒素を効率よく排出することもできるのです。
めまいや平衡感覚が乱れたときも、百会のツボを刺激することで神経系を落ち着かせ、体の平衡感覚を取り戻す効果があると言われています。
風邪予防・肩こり・むくみに効く「天柱」
天柱は、中医学でとても重要視されているツボで後頭部の髪の生え際の太い2本の筋肉に挟まれたくぼみにあります。
研究では天柱を刺激することで免疫反応が高まり、風邪の引き始めの症状が軽減されることが報告されています。
また、長時間のデスクワークや運動による肩こりもをほぐすのにも最適なツボです。
天誅は、首や肩の筋肉に直結しているため、血流を促進して緊張をほぐす効果が期待できるツボです。
さらに、血液の循環を促進し、体液の蓄積を抑える働きがもあるので血行不良によるむくみにも効果があるのです。
花粉症・鼻づまりに効く「風池」
「風池」は、後頭部の髪の生え際で、太い2本の筋肉の外側のくぼみにあります。
ツボを刺激すると鼻水や鼻づまり、花粉症などのさまざまな症状に効果があると言われています。
血行を促進してくれるので、肩こりの痛みがひどい時にも効果的です。
頭痛に効く「太陽」
「太陽」のツボは、こめかみの近くにあり、眉毛の外側の少し下にあるツボです。
頭痛持ちの患者さんを対象に、「太陽」のツボを刺激する前後で頭痛の頻度や強さを調べるという綿密な調査では、頭痛の頻度と強さが大幅に減少したのです。
太陽のツボを刺激することで、痛みの軽減に重要な役割を果たすエンドルフィンなどの神経伝達物質の放出が促されると考えられています。
この刺激によってこめかみ周辺の筋肉が緩み、血行が促進されることで、頭痛の緩和にもつながると考えられているのです。
抜け毛予防に効果がある「角孫」
角孫は、両耳の直上にあります。
角孫の効果として特に興味深いのは、抜け毛を防ぐ効果があることです。
研究によると、抜け毛の重要な要因のひとつは、頭皮の血行不良であることが分かっています。
角孫というツボを刺激することで、頭皮の血流が促進されると考えられています。
頭皮の血流が促進されることで、髪の成長に必要な栄養素や酸素が供給されて抜け毛予防になると言われています。
自分でできるヘッドスパでツボを刺激する
自分でできるヘッドマッサージは、頭皮を健康にするだけでなくお金もかからないのでとてもおすすめです。
ツボの位置と効果を理解することで、より体の不調を解決できるかもしれません。
こめかみの緊張を和らげたり、血行を促進して頭皮を健康にしたり、呼吸機能を向上させたりと多くの効果を期待できますよ。
本項では、自宅でできるマッサージの手順を紹介しますので、ぜひご覧ください。
1. こめかみを円を描くようにマッサージする
まず、人差し指と中指の先をこめかみの近くの眉毛の外側の少し下にあてます。
この場所は、目尻と眉尻の間のやや外側にある「太陽」というツボがあるところです。
約1分間、円を描くように優しくマッサージしてください。
頭痛を和らげる効果が期待できるだけでなく、非常にリラックスできることでも知られています。
画面を長時間見続けた後の眼精疲労を和らげることもできるんですよ。
2. 指を下から上へ動かす
次に、後頭部の髪の生え際の太い2本の筋肉に挟まれたくぼみに指を持っていきます。
この部分は「天柱(てんちゅう)」と呼ばれています。
指を頭の中心に沿って優しく圧迫しながら上に滑らせ、「角孫」がある両耳の直上に動かします。
この動作を5回ほどしてください。
このマッサージで血流を促進し、複数のツボを刺激することで、髪の成長を促進して頭や首の緊張を和らげることができます。
3. 風池のツボを押す
後頭部の髪の生え際で、太い2本の筋肉の外側のくぼみに指を移動させてくぼみを押していきます。
これは、「風池」と呼ばれるツボです。
このツボを5回ほど押したり離したりします。
鼻づまりや花粉症の症状の緩和に特に効果的と言われてます。
4. マッサージを終了する
ヘッドマッサージの最後に、両手のひらを頭の側面に当て、シャンプーをするように頭皮を優しくなでます。
これを30秒から1分程度行います。
この最後の動作は、リラックス効果があって気持ち良くマッサージを終えられますよ。
ヘッドマッサージでツボを刺激する際の注意点
頭痛や鼻づまり、育毛などのさまざまな症状を改善するために、ツボを刺激するヘッドスパはとても有効です。
しかし、マッサージは正しく安全に行うことが大切です。
ここでは、ヘッドスパでツボを刺激する際に注意すべきことを解説していきます。
効果を最大限に引き出すためにとても大切なことを紹介します。
1. 皮膚の色や形から頭皮の健康状態を確認する
ヘッドスパを始める前に、まず頭皮の皮膚に炎症がないか確認しましょう。
健康な頭皮の皮膚かどうかは、他の皮膚の色と同じであるべきです。
異常な赤みや青みがある場合は、血行不良の可能性があるので注意してくださいね。
異常がある場合は、ヘッドマッサージを行う前に、必ず専門家に相談しましょう。
2. 鋭利な部分、隆起した部分、凹んだ部分を見つけ、頭の左右差がないようにマッサージして刺激する。
ヘッドスパは、左右の対称にバランスよく行いましょう。
マッサージをしていると、盛り上がっている部分とか凹んでいる部分を見つけることがあります。
これらの部分を見つけたら、優しく圧力をかけ円を描くようにマッサージしてあげてください。
朝は強く、夜は弱くマッサージする
朝のもみほぐしは、血流を促進するのにとても効果的です。
血行が促進されることで、酸素や栄養素が効率よく体の各所に届けられて朝の活力をとても果たしてくれますよ。
夜はリラックスして、体を休めるために準備をする時間です。
1日の活動で筋肉も心も疲労状態にあります。
夜には、より優しいタッチのマッサージで、筋肉をリラックスさせてあげましょうね。
ヘッドマッサージでツボを刺激すると痛くなるのはなぜ?
ツボを刺激したときに感じる痛みや不快感には注意が必要です。
痛みを感じた場合は、場所によって不調がわかりますし、専門医への相談も検討してください。
本項では、痛む場所によってどんな不調が生じている可能性があるか解説していきます。
こめかみと眼精疲労
こめかみを刺激したときの不快感や痛みは、目の疲れの目処になります。
さまざまな場面でスマホやタブレットなどの画面を見る機会が多くなっています。
このような習慣は、目の筋肉に負担をかけます。
こめかみは目とつながっているため、目の筋肉の緊張はヘッドスパで痛みを感じることがあります。
頭頂部と自律神経系
ヘッドスパで頭頂部に感じる不快感や痛みは、自律神経の乱れの証になってることがあります。
自律神経は、心拍数・消化・呼吸・瞳孔の反応などの身体機能を調節する重要な役割を担っています。
頭頂部にある重要なツボ「角孫(かくそん)」は、自律神経系とつながっていると考えられています。
ストレスなどの要因で自律神経系が乱れると、このツボに緊張や不快感が生じることがあります。
刺激すべきツボを理解して自分でヘッドスパをしてみよう
ヘッドスパは、想像以上に体の不調を改善する効果があると言われています。
それぞれのツボの役割を理解して自分でもヘッドスパをしてみましょう。
自分でヘッドスパをするときは優しくマッサージすることを意識してください。
ヘッドスパは体の不調を和らげる効果があると言われていますが、体調が悪いときは専門医に診てもらうことも忘れないようにしてくださいね!
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